トムソン加工

トムソン加工とは、紙を実際の形状に切り出す加工です。

機内上下の圧力で一気に切り出すため、和語では「打ち抜き」と称されます。

ここではトムソンの仕組みを簡単に説明し、具体的な加工内容と機械概要、弊社で可能な仕上形態を掲載致します。

トムソン加工機は、型抜きに特化したプレス機の一種です。

抜き型は、木材をベースにした合板にレーザーで溝を掘り、溝の形状に沿って曲げた金属刃を埋め込んだものを用います。

これをトムソン型（＝木型）と呼びます。

合板の素材や金属刃の加工手法などによりトムソン型には種類がありますが、一般的には金型等に比べ低コスト・短納期が強みとなっております。

紙器には、刃のほかに折罫が入るところがあり、木型によってこれも同時に加工されます。

主な折罫はその線を凹ませることによって形成され、その為には木型の受け皿として凹み部分を持った板が必要となります。

この板を「面板」と呼び、トムソン加工にとって木型と面板はまさに表裏一体の加工根幹となります。

木型作製: 印刷や表面加工など、前加工の間に同時進行として木型を作製致します。; 木型の持ち込みにも勿論対応しております。; ※作成には、商品の展開データまたは原稿が必要となります。

落丁後、以下の仕上げが可能です。

○単位数毎の管理に　…　結束（PPロープ）　・　紙帯止め（大洋精機JEZシリーズ使用・幅20mm）

○運搬や納品に適した仕上げ　…　段ボール詰め　・　クラフト包装

組み合わせ可。内容により資材費として仕上げ料金が発生致します。